1日10件の発送を15分で終わらせる作業フローの組み立て方

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1日10件の発送を15分で終わらせる作業フローの組み立て方

1日10件の発送を15分で終わらせる作業フローの組み立て方

Shopifyで注文が入るのは嬉しいことですが、発送作業に毎日30分以上かかっていると、商品づくりや販促に使える時間がどんどん削られます。

1日10件程度の発送であれば、段取りを整えるだけで15分以内に終わらせることができます。この記事では、Shopifyでの販売歴3年・累計2200件以上を発送してきた筆者が、クリックポストを使った発送業務の各工程を時間付きで分解し、無駄なく回すフローを紹介します。


なぜ発送に時間がかかるのか

作業が「行ったり来たり」になっている

発送作業に時間がかかる原因は、件数の多さよりも「作業の行き来」にあることが多いです。

Shopifyの管理画面を開いて注文を確認し、CSVを出力し、クリックポストに切り替えてアップロードし、決済してラベルを印刷し、またShopifyに戻って追跡番号を入力する。画面の切り替えや、どこまで終わったかの確認に、想像以上の時間を取られます。

「ついでに」やる作業が割り込む

発送のついでにメール対応をしたり、在庫を確認したり、梱包資材の残りを数えたりしていませんか。こうした割り込みが入ると、10件の発送に40分以上かかることもあります。

私自身、以前は発送のたびにShopifyの管理画面で注文内容を1件ずつ確認しながら梱包していました。全体で30〜40分かかっていたのですが、作業の順番を固定してからは15分程度で終わるようになりました。

発送に時間がかかる原因。Shopify管理画面・クリックポスト・メール確認・荷物確認の間を行き来する「割り込み」と「画面移動」が時間を奪う
発送に時間がかかる原因。Shopify管理画面・クリックポスト・メール確認・荷物確認の間を行き来する「割り込み」と「画面移動」が時間を奪う


発送業務の4工程と所要時間

発送作業は4つの工程に分解できます。各工程の所要時間を把握しておくと、どこに時間がかかっているかが見えてきます。

工程作業内容10件あたりの所要時間
1. CSVエクスポートShopifyから注文データをCSV出力約1分
2. クリックポスト決済CSVアップロード → まとめ申込 → 決済約2分
3. ラベル印刷・梱包ラベル印刷 → 商品を梱包 → ラベル貼付約10分
4. 追跡番号の反映発送ラベルを取り込み → 一括反映約1分
合計約14分

梱包作業(工程3)が全体の7割近くを占めます。逆に言えば、それ以外の工程はすべて合わせても4〜5分です。

工程1・2・4はPCでの操作、工程3は手を動かす作業です。この2種類を交互にやるのではなく、PC操作をまとめて先に済ませてから梱包に入ると、切り替えのロスがなくなります。


15分で終わらせるフローの組み立て方

Step 1: CSVエクスポート(約1分)

アプリの画面で未発送の注文を選択し、CSVをエクスポートします。住所の分割やフォーマット変換はアプリ側で自動処理されるため、出力されたCSVをそのまま使えます。

この段階で、発送対象の件数と内容をざっと確認しておきます。梱包に必要な資材(封筒のサイズなど)を頭に入れておくと、後の作業がスムーズです。

Step 2: クリックポストで支払手続き(約2分)

クリックポストの「まとめ申込」にCSVをアップロードし、支払手続きを行います。支払後、発送ラベルのPDFをダウンロードして印刷します(まとめ印字は1回につき最大20件)。

10件であれば1回のまとめ申込で収まります(アップロード上限は40件)。ラベルはA4用紙に4面ずつ印刷されるので、10件なら3枚です。

Step 3: 梱包・ラベル貼付(約10分)

印刷したラベルを切り離し、商品を梱包してラベルを貼ります。この工程が最も時間を使う部分です。

梱包を手早く進めるために、私は以下の準備をしています。

  • 封筒は3サイズ(A4・A5・長3)を常備し、商品に合わせて選ぶ
  • テープカッター、はさみ、緩衝材は手の届く位置に固定
  • 梱包が終わった商品はラベル面を上にして1箇所にまとめる

梱包の手順を毎回同じにすると、考える時間が減ります。10件で10分は、1件あたり1分のペースです。

梱包・ラベル貼りの流れ。クリックポストのラベルを切り離し、まとめて一気に流れ作業で梱包する
梱包・ラベル貼りの流れ。クリックポストのラベルを切り離し、まとめて一気に流れ作業で梱包する

Step 4: 追跡番号の一括反映(約1分)

梱包が終わったら、ダウンロード済みの発送ラベルをアプリに取り込みます。追跡番号が自動抽出され、Shopifyの各注文に一括で反映されます。発送完了通知メールもこのタイミングで自動送信されます。

ここまでの4工程で、CSVエクスポートから発送完了通知の送信まですべて完了します。Shopifyの管理画面に戻って追跡番号を手入力する工程はありません。


時短のために意識していること

発送の時間を固定する

私は毎日14時に発送作業をまとめて行うようにしています。午前中に入った注文を14時に一括処理し、そのまま郵便局かポストに持ち込む流れです。

時間を決めておくと、「今日の発送はあと何件だろう」と気にする必要がなくなります。14時までに入った注文をまとめて処理するだけなので、午前中は商品づくりに集中できます。

梱包資材を切らさない

作業中に封筒が足りなくなると、買い出しや代替品の検討で一気にペースが崩れます。週に1回、在庫を確認して補充するルーティンにしておくと安心です。

1件ずつ完結させない

注文を1件ずつ「確認→梱包→ラベル貼付→追跡番号入力」と完結させるのは、一見丁寧に見えますが時間がかかります。同じ種類の作業をまとめて処理する(バッチ処理)方が、切り替えのコストがなくなり速く終わります。

処理方式10件の所要時間特徴
1件ずつ完結約30〜40分画面切り替えが多い。追跡番号の手入力が都度発生
バッチ処理約15分同じ作業をまとめて実行。追跡番号は一括反映

個別に1件ずつ処理すると30〜40分かかるが、CSVエクスポート・クリックポスト決済・梱包・追跡番号反映をまとめてバッチ処理すれば約15分で完了する比較図
個別に1件ずつ処理すると30〜40分かかるが、CSVエクスポート・クリックポスト決済・梱包・追跡番号反映をまとめてバッチ処理すれば約15分で完了する比較図


よくある疑問

Q. 10件以上の日はどうする?

基本のフローは同じです。20件でも30件でも、CSVエクスポートと追跡番号の反映にかかる時間はほぼ変わりません。増えるのは梱包の時間だけです。40件を超える場合はクリックポストのまとめ申込を分割する必要がありますが、追跡番号の反映はまとめて行えます。

Q. 注文が1〜2件の日もこのフローでやるべき?

件数が少ない日でも、同じ手順で処理することをお勧めします。「今日は少ないから手入力でいいか」と例外を作ると、手順が安定しません。件数に関係なく同じフローで回すことで、作業のルーティンとして定着します。

Q. 梱包をもっと速くするには?

商品の種類が決まっているなら、封筒と緩衝材の組み合わせをパターン化しておくと迷いがなくなります。たとえば「キーキャップはプチプチで包んでA5封筒」「ケーブルはそのまま長3封筒」のように、商品ごとに梱包パターンを決めておけば判断の時間がゼロになります。


まとめ

発送業務を速く終わらせるポイントは、件数を減らすことではなく、作業の順番を固定してまとめて処理することです。

CSVエクスポート、クリックポスト決済、梱包、追跡番号の反映。この4工程を順番に流すだけで、1日10件の発送は15分以内に終わります。空いた時間を商品づくりや販促に使えるのは、個人でショップを運営している方にとって大きな違いです。

発送業務の効率化を試してみたい方は、瞬時に発送!for クリックポストをご覧ください。

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