Shopifyの発送アプリ比較|クリックポスト連携で選ぶならどれがいい?

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Shopifyの発送アプリ比較|クリックポスト連携で選ぶならどれがいい?
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Shopifyの発送アプリ比較|クリックポスト連携で選ぶならどれがいい?

Shopifyでクリックポストを使って発送している方にとって、日々の発送業務がどれだけスムーズに回るかは、使っているアプリ(あるいはアプリを使っていないこと)にかなり左右されます。

注文が5件のうちはコピー&ペーストでなんとかなっても、20件、50件と増えていくと話が変わってきます。CSVの整形に30分、追跡番号の転記に1時間。その時間、商品の梱包や新しい企画に使えたはずです。

3年ほどクリックポストを使い続けてきた中で、手動運用の限界を肌で感じてアプリを自作するに至った筆者が、Shopify×クリックポストの発送アプリ選びで押さえるべきポイントを整理します。


クリックポスト連携に必要な3つの機能

ClickPost連携の3大機能:CSV出力・追跡番号自動連携・住所自動変換
ClickPost連携の3大機能:CSV出力・追跡番号自動連携・住所自動変換

Shopifyからクリックポストで発送する流れの中で、アプリに求められる機能は大きく3つあります。どれが欠けても、結局は手作業が残ります。

CSV出力(クリックポストの書式に合わせた変換)

クリックポストの「まとめ申込」にCSVをアップロードするには、指定されたフォーマットに沿ったファイルが必要です。Shopifyの注文データをそのままエクスポートしても、列の並びもヘッダー名も違うため、手動で並べ替えや変換をしなければなりません。

アプリがこの変換を自動で行ってくれるかどうかで、発送1回あたりの作業時間が大きく変わります。

追跡番号の自動反映

クリックポストで発送ラベルを作成すると追跡番号が発行されますが、それをShopify側の注文に反映する機能は標準では用意されていません。お客様に配送状況を通知するためにも、Shopifyの注文ステータスを「発送済み」に更新し、追跡番号を紐づける作業が必要です。

手動だと、クリックポストの画面で追跡番号をコピーし、Shopifyの注文画面を開いて1件ずつ貼り付けることになります。

住所データの自動変換

クリックポストには住所入力に文字数制限があり、全角・半角の扱いにもルールがあります。Shopifyの注文データには、お客様が入力したままの住所が入っているため、文字数オーバーやフォーマット不一致でエラーになるケースが珍しくありません。

マンション名が長い住所、番地の表記揺れ(「1-2-3」と「1丁目2番3号」の混在)など、手動で直すと地味に時間がかかります。


アプリなし(手動運用)だとどうなるか

アプリを使わずにShopifyからクリックポストで発送する場合、作業の流れはおおむね次のようになります。

  1. Shopifyの管理画面から注文をCSVエクスポート
  2. Excelやスプレッドシートでクリックポストの書式に手動で整形
  3. クリックポストの「まとめ申込」にCSVをアップロード
  4. 発送ラベルを印刷し、梱包・投函
  5. 発行された追跡番号をShopifyの注文画面に1件ずつ入力
  6. 発送通知メールを送信

問題は2と5です。CSVの整形は、列の入れ替え、不要列の削除、住所の文字数調整、全角半角の統一と、細かい作業の積み重ねになります。追跡番号の手入力は、件数がそのまま作業時間に比例します。

肌感覚では、10件で30分、50件で1時間半、100件なら3時間近くかかります。繁忙期に毎日これを繰り返すのは、正直しんどかったです。


発送アプリを選ぶときの比較観点

Shopify×ClickPost連携機能比較:CSV出力・追跡番号・住所変換・月額の対応状況
Shopify×ClickPost連携機能比較:CSV出力・追跡番号・住所変換・月額の対応状況

クリックポスト対応の発送アプリを比較するとき、以下の5つの観点で整理すると判断しやすくなります。

比較観点なぜ重要か
CSV出力のフォーマット対応クリックポストの書式に自動変換できるかどうかで、整形の手間が決まる
追跡番号の反映方法手動転記か自動反映かで、1件あたりの作業時間が変わる
住所変換の有無文字数制限エラーを事前に防げるかどうか
月額料金と料金体系固定費として毎月発生するため、出荷件数に見合うか
クリックポスト以外の対応将来的にヤマトや佐川も使うなら、1つのアプリで管理できると楽

これらの観点を踏まえた上で、いくつかのアプローチを見ていきます。


「瞬時に発送!for クリックポスト」という選択肢

ここで自分が開発したアプリの話をするのは少し気恥ずかしいのですが、このアプリを作った動機がまさに「上の3つの機能が1つにまとまったものがなかった」という実体験です。

瞬時に発送!for クリックポストは、クリックポスト専用に設計した発送効率化アプリです。

できること:

  • Shopifyの注文データをクリックポストのCSV書式に自動変換・出力
  • 発送後の追跡番号をShopifyに自動反映(注文ステータスも「発送済み」に更新)
  • 住所の全角半角変換、文字数制限への自動対応

3年間、自分自身がマーチャントとしてクリックポストを使い続ける中で「ここが面倒」「ここでミスが起きる」と感じた部分を、1つずつ潰して作りました。

フリープラン(月5件まで無料)があるので、まずは少ない件数で試して、自分の運用に合うか確認してもらえます。


他のアプローチとの比較

クリックポスト発送の効率化には、他にもいくつかの方法があります。それぞれ得意な領域が違うので、自分のストアの状況に合わせて検討してみてください。

Ship&co

複数の配送業者(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など)に対応した発送管理アプリです。クリックポストだけでなく、複数の配送手段を一元管理したい場合に向いています。月額料金が発生するため、出荷件数とのバランスで判断するのがよいでしょう。

プラスシッピング

ヤマト運輸や佐川急便との連携を中心にした発送アプリです。宅配便がメインの配送手段で、クリックポストは補助的に使うというストアには選択肢になります。

手動運用(アプリなし)

月の出荷件数が数件であれば、アプリを入れずに手動で運用するのも現実的な判断です。無料で始められる反面、件数が増えたときの時間コストは覚悟しておく必要があります。

どのアプリにも強みと弱みがあり、「このアプリが正解」と一概には言えません。ストアの配送手段がクリックポスト中心なのか、複数の配送業者を併用しているのかで、最適な選択は変わります。


ストア規模別のおすすめ

ショップ規模別推奨手段:10件以下は手作業/無料プラン、10-100件は専用アプリ、100件超は複数配送・3PL
ショップ規模別推奨手段:10件以下は手作業/無料プラン、10-100件は専用アプリ、100件超は複数配送・3PL

出荷件数によって、発送業務の最適解は異なります。目安として3つの規模感で整理しました。

月10件以下:手動 or 無料プランで十分

注文がまだ少ないうちは、手動運用でもなんとか回ります。CSVの整形に慣れてきたタイミングで、無料プランのあるアプリを試してみるのがよいでしょう。この段階では、アプリの月額コストに見合うかどうかの見極めが大事です。

月10〜100件:CSV出力と追跡番号の自動化は必須

このレンジに入ると、手動での追跡番号入力やCSV整形が明確なボトルネックになります。CSV出力と追跡番号の自動反映に対応したアプリを導入することで、発送1回あたり数十分の短縮が見込めます。配送手段がクリックポスト中心なら、専用アプリでシンプルに運用するのが効率的です。

月100件超:複数配送対応 or 3PL検討

出荷が月100件を超えてくると、クリックポストだけでなくヤマトや佐川も併用するケースが増えてきます。複数の配送業者に対応したアプリで一元管理するか、発送業務自体を3PL(外部委託)に任せる判断も現実味を帯びてきます。

自社配送と3PLの比較については、自社配送 vs 3PL比較で詳しくまとめています。


よくある質問

Q. 無料で使えるクリックポスト対応の発送アプリはありますか?

あります。「瞬時に発送!for クリックポスト」にはフリープラン(月5件まで無料)があり、少量の出荷であれば費用をかけずにCSV出力と追跡番号の自動反映を使えます。まずは無料プランで試して、件数が増えてきたら有料プランに切り替える流れが無理のない始め方です。

Q. クリックポスト以外の配送手段も1つのアプリで管理できますか?

アプリによって対応範囲が異なります。Ship&coのように複数の配送業者に対応したアプリであれば、ヤマト運輸や佐川急便も含めて一元管理が可能です。一方、「瞬時に発送!」のようにクリックポスト専用に特化したアプリは、その分だけクリックポスト周りの機能が手厚く設計されています。配送手段の構成に応じて使い分けるのがベターです。

Q. アプリを導入すれば発送ミスは減りますか?

住所の文字数オーバーや追跡番号の入力ミスなど、手作業に起因するミスは大幅に減ります。ただし、梱包間違いや商品の入れ忘れといった物理的なミスはアプリでは防げません。アプリが効率化するのは「データの受け渡し」の部分だと考えてください。


まとめ

Shopifyでクリックポスト発送を効率化するには、CSV出力・追跡番号の自動反映・住所変換の3つが揃ったアプリを選ぶのが近道です。

  • 手動運用は月数件なら成立するが、件数が増えると時間コストが急激に膨らむ
  • クリックポスト中心のストアには、専用設計のアプリがフィットしやすい
  • 複数の配送業者を使うなら、一元管理型のアプリや3PLも視野に入れる

筆者は、自分自身がマーチャントとして「こういうアプリがほしかった」と感じたものを作りました。もしクリックポストの発送作業に手間を感じているなら、瞬時に発送!for クリックポストを試してみてください。フリープランから始められます。


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